脚本:大槻武治
出演:古田人形芝居保存会、長野県伊那文化会館付属劇団南信協同

 
 県選択無形文化財に指定されている古田人形は、江戸中期より箕輪町上古田に伝えられる操り人形であり、その発祥は箕輪古田神社に対する風除祈願や旱魃(かんばつ)回避に奉納されたものです。それが娯楽的要素をもち、さらに淡路の人形遣い市村六三郎らによって技術的指導がなされました。現在は保存会、中学校のクラブにより活動が続けられています。

伊那の方言劇・仲仙寺と羽広の獅子舞
伊那の伝統演劇公演

地域における伝統文化は、各保存団体によりその保存・伝承がなされていますが、高齢化や後継者不足などにより、消えていくものもあります。こうした現状を踏まえ、地域の伝統のよさをアピールし、地域伝統文化の向上と活性化を図ることを目的として毎年開催しています。今年は、伊那市との交流都市の愛知県知立市の知立山車からくり保存会を迎え、上伊那郡箕輪町の古田人形芝居と2部構成で公演を行いました。語りには信越放送アナウンサーの久保田祥江さんをお迎えしました。

平成21年2月8日(日)

伊那の方言劇・仲仙寺と羽広の獅子舞
出演:知立山車からくり保存会

 知立神社の祭礼である「知立まつり」は、初夏を飾る一大風物詩で、一年おきに本祭と間祭が5月2日、3日に行われます。祭りの歴史は古く、江戸時代(1653年ー「中町祭礼帳」)から続いており、山車の上で山車文楽・からくり人形芝居が上演されるのが特徴です。本祭は5つの町から高さ7m、重さ5tの5台の山車が繰り出されます。神舞と呼ばれる囃子にあわせ、家々の軒を圧するように順行するさまは壮麗そのもの。また、山車の台上で奉納上演される人形浄瑠璃芝居の「山車文楽」と「からくり」(国の重要無形文化財/かつては山車の上の段でからくりが、下の段で文楽が上演されました。現在は西町がからくり、山町・中新町・本町・宝町が文楽)は、ともに江戸時代から伝承されている情趣豊かな郷土芸能の粋です。知立のからくりのはじめの具体的な記録は享保9年(1724)に知立の小かじのからくりが、鳴海のお祭に興行[うり]に行った事から始まっているということです。