やきもち踊り

やきもち踊りはいつ頃から始められたか定かではありませんが、現在残っているのは天明年間のものです。一説では鎌倉時代末期から少なくとも200年ほど前から続いているといわれています。やきもち踊りが山寺のお宮(白山神社・八幡社合殿境内)で踊られるようになった理由は歌詞から判断して、近江か、伊勢附近で行われていたものを、伊勢詣でに行った人たちが習ってきて、これを毎年お宮の例祭に奉納するようになったものと考えられています。踊りは前踊り、中踊り、後踊りの三段になっていて、後踊りが終わると皆が先を争って逃げ出します。その際逃げ遅れた人は厄病にかかると言い伝えられているため、逃げる人は真剣そのものです。昭和48年に県の無形民俗資料に指定されました。毎年4月15日に近い日曜日に例祭が行われ、やきもち踊りが奉納されています。


■ざんざ節


”ざんざ、ざんざと馬追いかけて”で始まるざんざ節は長谷入野谷地方に古くから伝わる民謡で、その起源については馬子唄説や木やり音頭唄説、また平家落人が伝えたとの説まで様々です。発祥の地は長谷の杉島と言われ、また一説には、ざんざ節の歌詞の中に出てくる入野谷とは、市ノ瀬、杉島地方を示すとも言われています。今では盆踊りや座敷での祝い唄として踊り歌い継がれ、長谷の唄として人々に愛され続けています。

キンニョンニョ

江戸時代から歌われていると言われるキンニョンニョ。この不思議な響きを持つはやし言葉「キンニョンニョ」、そしてもうひとつ「キクラカチャンポン」はポルトガル語だという説があるそうで、長谷のキンニョンニョに似た民謡が全国各地に存在しています。長谷では昔から盆踊りやお祭で踊られました。

脚本:斉藤望 演出:林さゆり 語り:久保田祥江
 
 県無形文化財民俗資料に指定されている山寺区上村の「やきもち踊り」と長谷入野谷地方に古くから伝わる「ざんざ節」、「キンニョンニョ」を取り上げました。語りにSBCテレビアナウンサーの久保田祥江さんを迎え、県伊那文化会館附属劇団南信共同が演じました。公演中、山寺焼きもち踊り保存会の皆さんとざんざ節保存会の皆さんによる演舞もありました。


伊那の方言劇・仲仙寺と羽広の獅子舞

1/21(日)

伊那の伝統演劇公演
伊那谷 伝統文化公演

地域における伝統文化は、各保存団体によりその保存・伝承がなされていますが、高齢化や後継者不足などにより、消えていくものもあります。こうした現状を踏まえ、地域の伝統のよさをアピールし、地域伝統文化の向上と活性化を図ることを目的として昨年初めて開催しました。2年目の今年度も多くの方がご来場され、大変好評でした。